糸を使わない、マイクロ波を用いた 外科手術用デバイス 「Acrosurg.(アクロサージ)」

手術の際、従来は糸を使って止めていた血管を、糸を使わずに止血し組織を切り離す装置です。主に、避妊手術や脾臓摘出手術の際に使用しています。
近年、手術で止血のために使用した糸が原因で、術後、『肉芽腫(縫合糸膿瘍)』が発生する事例が報告されています(特に、ミニチュアダックスフントやトイプードルが好発犬種と言われています)。お腹の中に残った糸が原因で肉芽腫が発生すると、これを取り除くための再手術が必要になったり、他の臓器へ癒着により内臓機能の低下をもたらすことがあります。
近年、手術で止血のために使用した糸が原因で、術後、『肉芽腫(縫合糸膿瘍)』が発生する事例が報告されています(特に、ミニチュアダックスフントやトイプードルが好発犬種と言われています)。お腹の中に残った糸が原因で肉芽腫が発生すると、これを取り除くための再手術が必要になったり、他の臓器へ癒着により内臓機能の低下をもたらすことがあります。

生体に吸収される縫合糸を使用することで、こうした合併症の発生率は低くなりますが、Acrosurg.(アクロサージ)を使用すると低くなるどころが、こうした合併症が発生しません。
また、お腹の中の脂肪の多いワンちゃんや大型犬では、卵巣周囲の血管が脂肪で覆われているため血管を縛るのに時間がかかります。シールシステムを使用すると止血しながら、脂肪を切り離していくことができるため手術時間が短縮できます。
また、お腹の中の脂肪の多いワンちゃんや大型犬では、卵巣周囲の血管が脂肪で覆われているため血管を縛るのに時間がかかります。シールシステムを使用すると止血しながら、脂肪を切り離していくことができるため手術時間が短縮できます。