『Penn Hip(ペンヒップ)』は、アメリカのペンシルバニア大学で考えられた股関節形成不全による『股関節の緩み』を評価する特殊なレントゲン撮影の方法です。
ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、バーニーズマウンテンドッグ、ジャーマンシェパードなどの大型犬が好発犬種といわれています。 股関節を形成している骨(寛骨臼と大腿骨頭)の変形によって、重症例では、股関節が脱臼しやすい状態(亜脱臼)に陥り、実際に脱臼してしまうこともあります。また、脱臼しないまでも股関節に常に『緩み』がある状態で経過した症例は、初めのうちは無症状でも数年経過すると『関節炎』が進行し、強い痛みをもたらすため歩行に障害が生じます。
股関節形成不全は、遺伝性疾患です。こうした病気の個体は交配、出産するべきではありません。
繁殖を考えている場合は、是非検査を受けましょう。『股関節形成不全』と診断された場合は、繁殖をやめましょう。
検査は全身麻酔下で行いますので予約が必要です。(水曜を除く月~土曜日)
まず院長が診察し、検査の目的・手順・費用のご説明をします。
『Penn Hip』御希望の方は受付でお申し付け下さい。